架空請求を無視して敗訴!?裁判所からの出廷命令


当ブログにお越しいただきありがとうございます。
詐欺被害相談RCY 広報部でございます。

今回は、実際に起こった最新の架空請求についてお伝えします。

最近、詐欺手口が非常に巧妙になっており、詐欺だと気づかずお金を振り込んでしまうという ケースが増えています。
今回はその一例をご紹介になります。

無視が一番!と、思いきや…

ある日、架空請求電話がかかってきたAさん。

しかしながらAさんは、テレビの知識で架空請求だろうと気付き、無視を決め込んでいました。
その数日後、架空請求業者であろうところから請求書が届くようになりました。
そこには「訴訟」や「裁判」などのあまり快くない単語が並んでいます。
さすがに不審に思うAさん。

通常の架空請求業者は、Random Digit Dialing(通称RDD)と呼ばれる手法で、
ランダムに電話をかけ架空請求をするため、個人情報を予め知っているケースは少ないのです。

架空請求業者に逆に問い合わせてしまうことで、料金請求されるきっかけになります。

それを知っているAさんは、無視を決め込みました。


そしてその数日後、、、
郵便局から【特別送達】の手紙が届きます。
特別送達とは、『郵便送達報告書』に署名か押印を求められる郵便になります。
こちらは、裁判所から発行された正式な書類です。

なんとAさんは身に覚えがないにも関わらず、本当に訴えられてしまったのです!
Aさんは慌てて今まで捨てていた請求書を取り出し、「裁判取り下げについて」の項目を読み返し、
取り下げ料という名目のお金を振り込んでしまったのでした・・・。

上記のお話は、お客様から頂いた実際の体験談です。
このように、架空請求電話にも関わらず、本当に裁判を起こしてしまうケースが最近多くなっています。
注意してほしいのが、この場合、ランダムに電話をかけて架空請求しているのではなく、Aさんに的を絞って請求しているということです。
個人情報を完全に把握してあるパターンで、最近はこの手の架空請求が急速に増えてきています。

最近の詐欺は、無視することを前提で行われている

無視する、という手段が主流な最近の架空請求ですが、最近はそうではないケースが急増しています。
警告を無視することを前提として、本当に裁判に持ち込むパターンまであるのです。
もちろん、訴えは見に覚えの全くない内容。
しかし、本人が出廷しなければ不利になってしまうという嫌がらせにも似た手法です。

Q.訴えられたらどうすればいいの?A.出廷しましょう。

一番最悪のケースですが…。
「出廷なんて恐すぎるし、急いで裁判の取り下げをしなくては・・・」と思う人もいるかも知れませんが、
ここで和解金などに応じる必要はありません。思い切って出廷しましょう。
そもそも、出廷とは、裁判所が『あなたの言い分を聞くよ』という、どちらが正しいか判断するために行うものです。
裁判所は原告側の言い分のみで判断・判決を出すことはありません。
架空請求の通知には、『このまま連絡のない場合は裁判所に出廷だけど、原告側の主張が全面的に認められますよ~』というような内容が記載されていますが、そのようなことはありえません。
悪いことはしていないのです。
裁判所からの通知には、必ず『あなたの言い分を主張する手段』の書類があります。
その指示に従い、言い分を主張してください。

裁判所からの通知を放置は絶対にダメ!

相手は不正に料金請求をしている得体もしれない業者です。
そこから本当に訴訟されたからと言って、別に悪いことしたわけではないし…。
その気持ちはごもっともですが、裁判所から送られる通知は公的書類です。つまり本物です。
いかに相手が胡散臭くても、本当にあなたは訴訟されています。
そのため、『無視する・何もしない』という段階ではなくなってしまいました。
裁判所に言い分を伝えないままでいると、相手の主張通りの判決が出てしまいます。
そうなってしまえば、給与や財産の差し押さえが起こりえます。

訴えられる前に事前対策・相談をしよう

「訴訟」「裁判」などのキーワードはそこまで恐るべきものではありません。
ただし何より知っておいてほしいのは、裁判は面倒くさいということです。
訴訟が起こってしまっては、いろいろと面倒です。
個人情報は財産です。
もし業者に連絡してしまった場合でも、決して個人情報は教えないでください。
もしも、怪しい会社・業者に連絡してしまった場合や不安・不審に思われた方は、専門の機関に相談するようにしましょう。